多職種事例検討会

多職種事例検討会とは

地域で働く医療・介護等の専門職が認知症の方に関わる上で、生活、制度上等様々な諸課題を抱え自身の力量では解決し難いこともあります。この検討会では、認知症に関する事例提供者を募り、現在の抱える認知症事例について事前打ち合わせの上、事例提供をしていただきます。「批判されない」「すべての意見を受け入れる」等のグランドルールの下、自由闊達な意見交換を行い、課題解決の糸口を多職種からいただきます。多職種関係者の参加により、課題解決を図ることで、各職種相互の知識と社会資源の把握等の情報共有の場にもなり、さらに地域課題の検証の場にもなると思います。さらに、各職種・機関の業務理解と垣根を越えた医療と介護の連携強化をめざします。

キーワード

  • 医師もケアマネも分け隔てなく地域のあらゆる職種が参加できる
  • 今困っている事例を提供していただく
  • 思い浮かばないような支援策が提案される
  • 各職種からの事例提供により互いの職種が理解しあえ、顔の見える関係が生まれる
  • 特に医師との距離感を縮めることに期待
  • 最初は当たり障りのない議論から始るだろうが、継続することでより踏み込んだ議論もできるようになる
  • 個人のスキルアップにもつながる

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多職種事例検討会の資料作成について

事例を作成したい方は以下のファイルをダウンロードして、項目ごとにしたがって作成していけば、事例提供書が完成します。

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第19回認知症多職種事例検討会 H29.2.7(火)61名

今回はそらちぶと調剤薬局 冨田陽さんから「軽度認知症外患者の多罪併用(ポリファーマシー)について」と題し事例て検討を行いました。日々、お薬の配達や服薬指導等で目に付く多剤の状況や薬を大量に余している現場を見て、薬剤師と医師との関係から改善を目指す以外に、他のアイデアはないか検討しました。

検査入院で減薬を試みる、疾患別に薬を箱に入れて、見える化して本人にも納得してもらう、今後の初期集中支援チームの活用、訪問看護師から医師に伝えてもらうことも効果的、みまもりんく(砂川市内のICT)に多剤の状況を写真も含めて情報提供し全体で共有する・・・などなど様々なアイデアが出されました。根本の問題は、本人のキーパーソンとして服薬管理を本人に任せるだけでなく観察者の存在が必要であると。日々、服薬をしているかの確認だけではなく、服用後の様子も観察できる家族や専門職が必要であろうとの結論に。最近夫婦世帯でお互いが観察しあっているとまわりは安易に見てしまうが、夫婦世帯であっても服薬について慎重でなければならないとの指摘もありました。多職種の意見が参考になり、自身の専門職としての振り返り、しいては今後の業務への決意にもつながる付加価値を見出せる事例検討会でした。

第17回 認知症多職種事例検討会 H28.10.11 106名

テーマ「砂川市認知症初期集中支援チームの事例から」

砂川市立病院 認知症疾患医療センター 認知症看護認定看護師 福田智子
砂川市地域包括支援センター 介護支援専門員 前谷彰子

2016-10-13平成26.9から開始した、砂川市認知症初期集中支援チームは、これまで25例に対応してきている。今回の事例は、認知症の進行とともに服薬管理ができず、配偶者の協力も得られない夫婦世帯で、どう降圧薬を毎日服用させるか?について検討をしていただいた。

やはりフォーマルサービス導入では困難であり、知恵を絞りだし病院、薬局、チーム員との関係性から本人に毎日病院に来院いただき、血圧測定、その後薬局にて服薬して帰宅することをルーチン化することなった。ここには、チーム員、夫と本人、薬局と病院の外来看護師等、関る者と本人との関係性が重視され、新たな関り方が生まれた。こうした、フォーマルサービスでは解決できない事例で、皆様で知恵を出し合えた貴重な時間となった。

第16回 認知症多職種事例検討会 H28.8.9(火)121名

今回から、テーブルを外し椅子のみでなるべく大勢の参加者を受け入れる環境とし、過去最高の参加がありましたが、お断りした方も33名。

事例は、「独居認知症高齢者の成年後見制度手続きにかかわった事例」~インフォーマル支援はどこまで可能か~、介護支援専門員からの発表でした。

認知症多職種事例検討会(H28.8.9)

独居認知症高齢者、、、成年後見制度を利用しなければならない対象者が増える中、本事例は介護支援専門員としての業務範囲か?との葛藤の中、本人と共に後見手続きを進めた。会場からは、様々な感想とアドバイスが。「よくがんばった」、「もっと他機関・他制度利用で楽に進められた」など。発表者から「振り返ってみて、いい経験になった、後見人がついても介護支援専門員としての関わりは続く。これからも本人の認知症の進行ともに支えていきたい」と感想を述べられていました。自身の業務のグレーゾーンは常にあり、簡単に線引きできない。よって葛藤もあるが、様々な経験値がその線を後退させることになるようです。今回も遠く旭川市、北広島市、札幌市、由仁町、岩見沢市からご参加いただきありがとうございました。

第15回 認知症多職種事例検討会 H28.6.14(火)87名

今回は「BPSD」をテーマに開催。グループホームで不潔行為、被害妄想、帰宅願望が頻発する利用者に、スタッフ全員でアセスメントを行い、「感謝の言葉を伝える」「本人の言動を汲み取り行動する」「成功体験を共有する」を継続した。1年後には、コミュニケーションが増え、排泄行為も改善。粘り強いケアの裏には、(1)本人分析を徹底的に行ったこと(2)本人意向の尊重(感謝の言葉や想いを汲みとり形にしていく)(3)スタッフ間で成功体験を共有(4)さらには次の介護へのモチベーションにつなげた(5)認知症進行の過程であっても先のケアも模索していく・・・を感じ取れる事例でした。今回こうした成功事例をご提供いただき、いつもの考え込む雰囲気とは違う、前向きな気持ちにさせてくれる時間となりました。後半は、認知症レクチャー。事例に関連して内海先生から「BPSD.No1」。妄想、徘徊、幻視等の対応についてご教示いただきました。

第14回認知症多職種事例検討会H28.3.11(金)90名

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今回は、50代と60代の方の若年認知症に関する2事例を検討。家族が状況を受け入れられない心の葛藤、ご本人のサービスへの抵抗、服薬のタイミングの重要性、経済的困難な状況等、そこに関わる訪問看護師・施設スタッフの苦労を感じる事例でした。合わせて小規模多機能の柔軟な施設対応力、訪問看護師の粘り強い家族間に入り込む関係修復に向けた努力も感じました。

後半は、内海先生の「レクチャー」。診察室から、若年発症の最近の受診推移、診断内容について説明があり、さらに2症例の報告。若年発症の方の置かれている現状は、進行が早く、対応が遅れると悲惨な状況になってしまうこと。しまいには、診断されず、服薬も開始されない、よって様々な諸制度すら利用していない症例は衝撃であり、まだまだ無理解な地域があるという強烈な現実も知りました。

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アンケートから、「若年認知症の現実を知り勉強になった」「理解がもっと広がる必要がある」「家族、当事者の利用できる資源が必要」との意見をいただきました。

過去最高90名の参加をいただきありがとうございます。いつも事務局の不手際があり申し訳ありません。新年度も引き続きご参加お待ちしています。

第13回認知症多職種事例検討会H28.1.27(水)77名

2016-01-29

今回は、自動車運転に関する事例。独居で身寄りのいない方が運転をしている事実と向き合い、遠方の親類にもご協力していただきながら、支援者は本人に自己決定していただき、どう運転をやめてもらい、免許証を自主返納していただくか・・・。明日になると忘れている記憶にノートを使いながら、説明を重ね自動車の売却と免許証を警察署に返納。

時間をかけると運転をして事故の危険性もはらむことから、短期集中で取り組んだ支援者の粘り強さに評価できる事例でした。この事例を通して、今後団塊の世代が免許証を所持している数が増えていく中、私たち支援者は実際に遭遇した時のためのどうかかわるか?の決意を新たにしました。

札幌、岩見沢、深川など遠方からもご参加いただきました。また、名簿に誤りがあるなどいつもご迷惑をおかけしております。引き続き参加をお待ち申し上げます。事例から学ぶことの価値を見出していただき、顔の見える関係、互いの業務理解へとつながれば主催者として喜ばしい限りです。

第14回H28.3.11(金)18:00~、砂川市立病院。事例提供もお待ちしております。

第12回認知症多職種事例検討会 老人保険施設みやかわ 30名 H27.11.25

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今回はサテライトで老健みやかわを会場に、施設ケアスタッフを中心に施設内事例を検討しました。老健みやかわのOTの住さんから事例提供。5グループに分かれて検討しました。認知症の入所者のよりよい施設生活に何ができるか…です。平穏な施設生活に何か少し刺激をと、外出の機会、編物の趣味を生かす、調理のお手伝いなど意見がありました。今後の生活にOTの視点で工夫された生活の質の向上に期待します。

地域事例、施設内事例いずれも難しいですが、知恵、アイデア、インフォーマル資源等様々な情報提供がご本人の生活を豊かにできるはずです。

次回第13回は、H28.1.27(水)18:00~砂川市立病院にて、認知症高齢者の自動車運転です。

第11回認知症多職種事例検討会H27.11.14(土)68名参加

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今回は、H25年にもお越しいただいている、青森県十和田市を中心活躍する「じゅんちゃん一座」をお招きしました。

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アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症を寸劇をとおして悪い対応、良い対応についてグループに分かれて検討しました。講演や資料等から病気の特徴、対応のしかたなど知ることがありましたが、実際に寸劇をとおして態度や声のかけ方を見て分かりやすい!との反響がアンケートから多く寄せられました。病気の理解と対応について、劇に登場する家族全員でかかわっている様子が暖かく微笑ましく感じました。まだまだ劇のレパートリーはお持ちで、「渡る世間は詐欺ばかり!」では、実際に警察官や銀行マンも登場するそうです。また是非砂川にお越しいただきたいです。

第9回認知症多職種事例検討会H27.7.16(木)16職種(76名)

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今回は、そらちぶと調剤薬局薬剤師の福地隆康さん。認知症、独居宅へ訪問薬剤管理指導の実践について事例検討を行いました。多剤併用、過量服薬や残薬が残っていくなど課題の中、時間をかけて余分な薬を減らし、毎日ヘルパーが服薬を援助するという連携が生まれ、認知症が進行していく中で独居生活をまだなんとかおくれている実践でした。

一方で今回の薬剤師の姿は、ここまでやってくれるんだ!ということも知り、薬剤師のこれまでのイメージからは、想像以上の実践であり薬剤師の地域連携の可能性を確認できました。後半のレクチャーも福地さんに。調剤薬局といえども、様々なサービスがあることも知りました。新たな資源の発見ともいうべき今回の事例検討会でした。

第8回認知症多職種事例検討会H27.5.19(67名)

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今年度より砂川市認知症ケア向上推進事業の補助を得て開催。67名20職種の参加を得ました。初回参加は4割、全8回参加者も3名おりました。

いつも事例では、医療と介護のの連携を念頭に検討します。明らかに認知症を疑いながらも本人の拒否等、諸般の事情により医療や介護につながらない高齢者がおり、どう地域で支えていくかがテーマとなりました。介護する家族、そして本人を支える地元独自のインフォーマルな資源(サロンやカフェ等)を模索し、さらに他地域の資源をも参考に各グループで出し合っていたようです。こうした事例はどの地域にも存在し改めて考える機会となりました。後半は多職種連携ということで、歯科医師による、高齢者の歯科治療についてレクチャーしていただきました。

第7回認知症多職種事例検討会H27.2.18(水)

57名、18職種の参加を得て開催。今回は、『病識なく受診・服薬を中断する高齢者の継続受診を支援する事例』でした。

病院看護師と地域保健師との連携から、保健師の粘り強い訪問により現在も家族の協力も得ながらなんとか支えている身体状況。しかし本人の病識のなさや見当はずれの言動。認知症も疑う本人の今後の支援を検討しました。各グループから、「信頼おける内科医からのもの忘れ外来受診勧奨」「まずは家から外へ出て介護予防教室へ誘ってみては!」「初期集中支援チJPGームとの連動」「病院外来看護師と地域保健師の継続的連携が基本」「検査入院の説得」などなど。やはりこれまで地道に関わってきた保健師との関係から今後ともアンテナを張って、本人の身体状況の不安が聞けたときがもの忘れ外来への勧奨や介護サービス導入へのチャンスなのかもしれないと。病識が持てず、継続受診とならない高齢者…。どの職種も一度は向き合う事例と共感していました。

後半は、作業療法士による高齢者のADL維持のための実践についてレクチャーを受けました。ADL維持が認知症の進行も抑制できる説得力のある内容でした。改めて多職種から専門性を知り、あらゆる視点から認知症の方を支えることができる可能性を学びました。

第6回認知症多職種事例検討会 H26.10.24(金)

今回は、申し込み制限をせず75名の参加を得て開催。

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夫は献身的介護の限界を感じつつ、まだ妻を自宅でみていきたいと考え、デイサービスを利用しているがいずれグループホームに入所も考え葛藤している。本人も認知症が進行していく中で不安を感じつつも夫と暮らし続けたいと思っている。そうした夫婦に関わる施設スタッフの思いを事例検討しました。病状が進行していく中でどこまで本人の意向を尊重できるかや、妄想言動や悲観的発言など日々変化する状態に関わり続ける根気のいる介護の様子、夫自身が介護の達成感をもって施設入所を決断するタイミングいつになるかなどなど夫・介護スタッフ共に揺れ動く心情を共有できたかと思います。

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今回初参加が半数を占め、まだまだ回を重ねる必要があると感じたことと、参加者は事例から学ぶことはたくさんあるとアンケートで書かれており、それは二つの意味があるようです。1つは、素直に事例から学べることがある(疾患のこと・サービス内容・資源の充足度等)。2つ目には、自身の仕事の、専門性の振り返りもできるという意味での学びがあるようです。

後半では、熊本県の視察報告もさせていただきました。先進地の取り組みをこの中空知でも活用していくことをお伝えしました。

第5回認知症多職種事例検討会H26.7.18(金)

55名の参加を得て開催。今回は1事例と「徘徊」をテーマにしたディスカッション。事例は、明らかに認知症を疑う本人を受診につなげることに悩むケアマネージャの苦悩がありました。グループからは、早期診断を急ぎすぎると関係が悪化することがある。まずは本人の不安を取り除くこと、生活を安定させることを優先にしてはという意見がありました。

後半は、最近の「徘徊1万人超え」「他県で数年ぶりに夫婦が再会」「JR東海事故の裁判」などの徘徊問題がありますが、自身の徘徊に遭遇した経験談や、今後私たちができる対策などについてディスカッションしました。徘徊が起きてしまう事実に、カギ、センサー、GBSなどの手段を講じることとさらに、あれおかしいな?という住民意識が育つことが必要との意見が出ました。また、警察へ捜索願いを出したときに、なぜ早く言わなかったのかと逆に叱咤されてしまい萎縮してしまうという、SOSネットワークへの不安も吐露されている現実も聞き、さらには子供から認知症教育が重要だとの提案もありました。

まだまだ初参加の方も多いですが、アンケートからは「多職種と話し合う価値」をそろそろ感じているようです。職種としての意見ももちろんですが、自身の経験談を披露してくれることも勉強になります。限られた時間ですが、1事例にじっくりと時間をかけるようにしたいと思います。今回1事例については、ほぼ1時間をかけており、参加者が未消化の気分にならないように配慮しなけばならないと思っています。

第4回認知症多職種事例検討会 H26.5.13(火)

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医療連携推進事業による事業のひとつとして事例検討会を開催。申込みが殺到し30名ほどどうしてもお断りし定員オーバーの55名の参加を得て、2ケ所の地域包括から事例提供あり7グループで検討しました。一見認知症?でも違う、、、夫も疲弊しつつどう地域でかかわれることがいいのか?また、重度の認知症でも、住み続けることを保障しつつどう医療につなげるか?難しい課題が地域にはありました。参加者の中では類似事例を経験しているようです。過去の対応を思い出し意見を出していただく方、さてどうしたらいいか?とグループが沈黙の場面がありつつもいろいろな考え方があるものだ!と、アンケートには多職種で話し合う意義を評価していただく記載がありました。グループリーダーが増やせない関係から、人数限定の事例検討会となっております。終了後早速、FAXにて次回7月の参加申し込みをする方もいました。次回は7/18(金)18:00~19:30 砂川市立病院多目的ホール1

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第3回認知症多職種事例検討会

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H26.2.27(木)砂川市立病院にて47名の参加をいただき開催。今回は2事例。地域包括支援センターから、独居高齢者の物取られ妄想を呈し、本来支え手である家族さえも協力のないまま包括、ケアマネがあらゆる介護サービス、訪問診療を導入しながら独居生活を支え・・・。認知症の進行と共に金銭管理、車の運転、服薬の中断、家庭内の環境悪化、他者の意見を聞き入れない性格などが懸念され中、どう本人を支えていくかについてグループワーク。「成年後見制度」「改めて認知症の確定診断が必要か」「説得できるひとは誰か?」「施設入所を検討すべきか」などの意見が出され。こうして、事例提供の準備を進める中でもご本人の様子は刻々と変化。最後に担当ケアマネから「やはりいかに連携できる人がいるかが独居を支えるカギ。最後は家族と弁護士の関わりでサ高住への入居へと準備を勧めている」と。参加者は安堵!包括さん、ケアマネさん、往診のドクターやヘルパーさんの粘り強い関わりに会場から労いの拍手。次は、初の施設内処遇に苦慮する事例提供があり、デーサービスにおいて、若年認知症の方を他の利用者もいる中、どう興味関心をもって一日を生活していただくか?について。施設で働いた経験のない方からの素朴アイデア(本人の時代を思い浮かべる曲や懐かしい写真の利用等)も出てきて、事例提供者も新たな発見ができたようです。1事例から「互いの職種の理解」「その地域課題を発見」「様々なアイデアの創出」などがあり事例も、地域も、参加者同士の関係も次第に熟成・・されていくような感覚があります。次回5月13日(火)18:00~、砂川市立病院にて。

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第2回認知症多職種事例検討会

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H26年1月29日(水)地域交流センターゆうにて、45名の参加があり、職種は医師・看護師・保健師・薬剤師・心理士・介護職・相談員・行政書士・ケアマネジャー・施設管理者・認知症ボランティア・認知症家族会・行政職員。

今回は、認知症疑いと経済的虐待疑いのある方について、生活保護係がかかわった事例が検討されました。経済的虐待が確認され、緊急施設入所、警察通報、銀行対応、合わせて認知症検査のための専門医受診など、生活保護係の即時対応が再被害防止と身体状況把握、認知症診断へとつながりました。また成年後見制度申請、誰が金銭管理をするのか、本人の財産はどうなるのかなど、残された課題についてグループで話し合いました。

 

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一つのケースから、認知症の病状把握だけではない、様々な生活の課題が浮き彫りになります。私たち専門職として直面したらどう動きますか?あらゆるネットワークを駆使して、本人に安全な環境を保障することが必要です。参加者の皆さんはイメージトレーニングができたのかもしれません。

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後半は、「内海久美子先生の認知症レクチャー」。DLBの症例を紹介していただきました。DLBは多彩な症状を呈しまた治療も様々であることを学びました。

次回は2月27日(木)18時~砂川市立病院にて。

第1回認知症多職種事例検討会

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H25.11.11、42名の参加を得て初めて開催しました。参加職種は、医師・看護師・保健師・薬剤師・心理士・介護職・相談員・ケアマネジャー・施設管理者・認知症ボランティア・認知症家族会・行政職員。

先進地である熊本県に置ける認知症に関する地域連携は「事例検討会」を中心として成り立っているとも言われます。お互い顔の見える関係は、事例を通して共に学び、顔を合わせることを積み上げていくことで関係が出来上がってくるということのようです。熊本の実践を参考に当地域においても始めてみました。

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7グループに分かれて検討を行いました。集ってみてわかったのは、各職種の経験値から様々なアイデアがあるものだ!と。また「日頃、迷ったりこれでいいのかと思いながら対象者と向き合っているが、検討会により自分の引き出しが増え冷静に考える機会となった」といったご意見もいただきました。

次回H26.1.29(水)18時~19時半、砂川地域交流センターゆう中ホールにて開催。限定50名。申込みは事務局まで。

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