第43回 ケアスタッフ研修会 平成29年6月30日(金)138名

講演「楽しく喜びをもって共に暮らす支援」

有限会社ライフアート 武田純子氏

砂川市立病院 多目的ホール

講師の武田先生は、グループホーム福寿荘を立ち上げ、「認知症のことは何も分からない」ところからスタートしたとのこと。認知症という病気は誰にでも起こり得る病気であり、決して他人事ではない。認知症があっても、しっかり同じ人間として向き合い、心と心をつなぐことが大事だと話されていた。その他にも、認知症の種類や症状に合わせて、具体的な対応方法をわかりやすく説明しており、参加者からは「ためになる研修だった」「基本に立ち返ることができた」などの声が聞かれた。参加者の明日からの実践につながる研修となった。

何も分からないからこそ、認知症という病気を持った「人」を信じて向き合ってきた20年だったのではないかと思う。