H30.9.19(水) 第26回認知症多職種事例検討会 88名

H22年から中空知で活躍している認知症支援ボランティア「ぽっけ」の活動から一事例を検討。
高齢夫婦世帯に受診の付き添い、買い物の付き添い、銀行の出し入れの協力、夜中に呼び出されたことも・・・。
かかわり続ける中で、ボランティアの限界点も模索しながら、それでも新しいボランティアスタイルとして
そして、この地域にはなくてはならない資源として専門職たちが隙間の支援を求めて有効に活用している。
この活動は、9年目になるが、この地域の資源に足りないものを示している活動なのかもしれない。
活動は自由度が高く、即時対応がモットー。参加した専門職からは「無理はしないで継続してほしい」というこの資源への期待、感謝の声が聞かれた。
後半の認知症レクチャーは「見守り声掛け訓練の概要と実演」と題して、実際に美唄市の徘徊模擬訓練で活躍された架空の徘徊の方に会場に来ていただき、歩いてもらい、声をかけてみるという実演を行いました。2名による声かけを行いましたが「声をかけることはできても、本人の会話に合わせながらどう誘導していくのが難しかった」という感想が。またどこがゴールなのか・・・。
本人の手配書から、氏名がわかれば声かけの目的は完了することから、話をしているうちに関係が築かれ、最後には、氏名を聞き出すことが重要であることがわかりました。声かけ役がいろいろ聞き出そうとするのを、徘徊役がうまくかわしていく場面は実に上手で、本当の場面でも、こうして取り繕うのだろうと実感しました。徘徊役の方から「他人から声をかけられることは本人にとって怖いこと。声かける側も恐れず怖がらせず」との説明がありました。