第5回認知症多職種事例検討会H26.7.18(金)

55名の参加を得て開催。今回は1事例と「徘徊」をテーマにしたディスカッション。事例は、明らかに認知症を疑う本人を受診につなげることに悩むケアマネージャの苦悩がありました。グループからは、早期診断を急ぎすぎると関係が悪化することがある。まずは本人の不安を取り除くこと、生活を安定させることを優先にしてはという意見がありました。

後半は、最近の「徘徊1万人超え」「他県で数年ぶりに夫婦が再会」「JR東海事故の裁判」などの徘徊問題がありますが、自身の徘徊に遭遇した経験談や、今後私たちができる対策などについてディスカッションしました。徘徊が起きてしまう事実に、カギ、センサー、GBSなどの手段を講じることとさらに、あれおかしいな?という住民意識が育つことが必要との意見が出ました。また、警察へ捜索願いを出したときに、なぜ早く言わなかったのかと逆に叱咤されてしまい萎縮してしまうという、SOSネットワークへの不安も吐露されている現実も聞き、さらには子供から認知症教育が重要だとの提案もありました。

まだまだ初参加の方も多いですが、アンケートからは「多職種と話し合う価値」をそろそろ感じているようです。職種としての意見ももちろんですが、自身の経験談を披露してくれることも勉強になります。限られた時間ですが、1事例にじっくりと時間をかけるようにしたいと思います。今回1事例については、ほぼ1時間をかけており、参加者が未消化の気分にならないように配慮しなけばならないと思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

*

CAPTCHA