第14回認知症多職種事例検討会H28.3.11(金)90名

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今回は、50代と60代の方の若年認知症に関する2事例を検討。家族が状況を受け入れられない心の葛藤、ご本人のサービスへの抵抗、服薬のタイミングの重要性、経済的困難な状況等、そこに関わる訪問看護師・施設スタッフの苦労を感じる事例でした。合わせて小規模多機能の柔軟な施設対応力、訪問看護師の粘り強い家族間に入り込む関係修復に向けた努力も感じました。

後半は、内海先生の「レクチャー」。診察室から、若年発症の最近の受診推移、診断内容について説明があり、さらに2症例の報告。若年発症の方の置かれている現状は、進行が早く、対応が遅れると悲惨な状況になってしまうこと。しまいには、診断されず、服薬も開始されない、よって様々な諸制度すら利用していない症例は衝撃であり、まだまだ無理解な地域があるという強烈な現実も知りました。

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アンケートから、「若年認知症の現実を知り勉強になった」「理解がもっと広がる必要がある」「家族、当事者の利用できる資源が必要」との意見をいただきました。

過去最高90名の参加をいただきありがとうございます。いつも事務局の不手際があり申し訳ありません。新年度も引き続きご参加お待ちしています。

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