第32回認知症多職種事例検討会 2020.2.19(水)70名

1.「若年認知症の支援」~多職種ワンチームとなってかかわった事例~

砂川市立病院 精神科 職員

事例検討では、若年認知症の入院から退院に向けて、本人の病状の変化、家族の不安葛藤も多職種で支援した経過と退院後の本人就労意欲を保障した施設との連携を報告した。

参加者からはこうした支援のあり方についてさらに本人家族を支える方法などを議論していただき、本人にだけ傾注せず家族の心理的ケアの重要性も議論された。また支援した多職種の葛藤についても意見をいただき、よりたくさんの支援の目を増やすことで葛藤の軽減にもつながるではとの意見があった。

2.認知症レクチャー 「高齢者の口腔ケア」

砂川市立病院 歯科口腔外科 医長 松本裕介 医師

口腔外科医から基本的ケアの考え方、方法をレクチャーいただいた。口腔ケアの徹底が誤嚥性肺炎予防になることや認知症の方へのケアはキーパーソンを必ず確認した上で治療を開始するなどの先生のお考えも聞くことができた。アンケートからもとてもわかりやすかったと好評であった。