事例:「次の施設へのバトンを渡すタイミング」
久しぶりの施設事例。認知症重度の方をスタッフの頑張りにより介護をしておりましたが、大声を上げるなど他の利用者への限界を感じ、精神科に入院。施設として、早め早めに家族との話し合いで次の施設あるいは入院の話をしだした矢先に限界が訪れました。施設として頑張りすぎたのか、もっと早めの話し合いが必要だったのかを考える事例でした。参加者から、「どこの施設でもありうることで考え直す機会になった」「スタッフの懸命なかかわりが伝わった」「つなげるタイミングのむつかしさを感じた」などの感想があった。
認知症レクチャー:「知って損なし!認知症の作業療法」と題して砂川市立病院
作業療法士から実践報告をいただいた。激しいBPSDで入院してきても、本人の楽しみ、役立つ達成感などをくすぐることで、次第に落ち着きを取り戻す。薬物療法や看護だけではない、作業療法を通した入院加療の新たな方法として示されました。