第19回認知症多職種事例検討会 H29.2.7(火)61名

今回はそらちぶと調剤薬局 冨田陽さんから「軽度認知症外患者の多罪併用(ポリファーマシー)について」と題し事例て検討を行いました。日々、お薬の配達や服薬指導等で目に付く多剤の状況や薬を大量に余している現場を見て、薬剤師と医師との関係から改善を目指す以外に、他のアイデアはないか検討しました。

検査入院で減薬を試みる、疾患別に薬を箱に入れて、見える化して本人にも納得してもらう、今後の初期集中支援チームの活用、訪問看護師から医師に伝えてもらうことも効果的、みまもりんく(砂川市内のICT)に多剤の状況を写真も含めて情報提供し全体で共有する・・・などなど様々なアイデアが出されました。根本の問題は、本人のキーパーソンとして服薬管理を本人に任せるだけでなく観察者の存在が必要であると。日々、服薬をしているかの確認だけではなく、服用後の様子も観察できる家族や専門職が必要であろうとの結論に。最近夫婦世帯でお互いが観察しあっているとまわりは安易に見てしまうが、夫婦世帯であっても服薬について慎重でなければならないとの指摘もありました。多職種の意見が参考になり、自身の専門職としての振り返り、しいては今後の業務への決意にもつながる付加価値を見出せる事例検討会でした。

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