<今回は「BPSD」をテーマに開催。グループホームで不潔行為、被害妄想、帰宅願望が頻発する利用者に、スタッフ全員でアセスメントを行い、「感謝の言葉を伝える」「本人の言動を汲み取り行動する」「成功体験を共有する」を継続した。1年後には、コミュニケーションが増え、排泄行為も改善。粘り強いケアの裏には、(1)本人分析を徹底的に行ったこと(2)本人意向の尊重(感謝の言葉や想いを汲みとり形にしていく)(3)スタッフ間で成功体験を共有(4)さらには次の介護へのモチベーションにつなげた(5)認知症進行の過程であっても先のケアも模索していく・・・を感じ取れる事例でした。今回こうした成功事例をご提供いただき、いつもの考え込む雰囲気とは違う、前向きな気持ちにさせてくれる時間となりました。後半は、認知症レクチャー。事例に関連して内海先生から「BPSD.No1」。妄想、徘徊、幻視等の対応についてご教示いただきました。
多職種事例検討会とは
注目
地域で働く医療・介護等の専門職が認知症の方に関わる上で、生活、制度上等様々な諸課題を抱え自身の力量では解決し難いこともあります。この検討会では、認知症に関する事例提供者を募り、現在の抱える認知症事例について事前打ち合わせ 続きを読む 多職種事例検討会とは